家族で楽しみながら参加
カブスカウトは幼稚園から小学5年生までのプログラムです。
幼稚園:ライオン
小1:タイガー
小2:ウルフ
小3:ベア
小4,5:ウェブロス
と年令ごとにランクが上がります。
ボーイスカウトはスカウト1人で参加できますが、カブスカウトは保護者と一緒に参加する必要があります。
各ランクの課題は、小さなスカウトが楽しみながらやれるように工夫されています。
カブスカウトはPackという隊の中に、各ランクごとのDenというグループがあります。Denというのは、動物の洞穴やすみかのことです。
カブスカウトではアケーラとよばれるリーダーが指導してくれます。アケーラは、カブマスター、デンリーダー、保護者、学校の先生でもよいのです。スカウトは課題をやり終えたらアケーラにサインをもらいます。
アケーラというのはオオカミのリーダーの名前です。
カブスカウトのマークにもオオカミのロゴを使っていて、群れをなすという意味があります。
伝統的なレース
カブスカウトの伝統的な行事に Raingutter Regatta(船のレース)、Pinewood Derby(車のレース)があります。最近ではSpace Derby も追加されました。
ルールはスカウトが自分で木の船や車を作って、レースに参加することです。
Raingutter というのは雨どいのことで、雨どいをレースのトラックに使っていることから、Raingutter Regatta とよばれています。
Pinewood Derby は 最も盛り上がる車のレースです。
Packがいくつか集まって開催されるレースでは、デコレーションされた車が何十台も並び、壮観です。保護者は手伝ってはいけないことになっていますが、スカウトよりも父親が必死になっている姿をよく見かけます。
様々なアワード
カブスカウトでは課題をこなした時にもらえるベルトループやパッチ、イベントに参加した時にもらえるパッチ、その他アワードなど特別なパッチがいくつも用意されています。
スカウトはもらったパッチを缶に入れて集めたり、赤いベストに縫って飾ったりしています。
Arrow of Light
カブスカウトの最高ランクはArrow of Lightで、このパッチはカブスカウトからボーイスカウトへ上がった時に唯一つけてよいパッチです。
ボーイスカウトのボードオブレビュー(ランク昇級を決める面談)で、スカウトがArrow of Light をつけていたら、カブスカウトから上がってきたというのが一目でわかります。小さなころからスカウトをやっているので、これからもスカウト活動を続けてくれるだろうと期待も高まります。